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キャクストン版第19巻第9章

グィネヴィア王妃が不貞をしたのか否かを決する決闘の日の当日,ラーンスロット卿がなかなか試合会場に現れないので,ラヴェイン卿がラーンスロット卿の代わりに戦うことになった。

メリアガーント卿とラヴェイン卿の戦いが始まろうとした,まさにその時,ラーンスロット卿が試合会場に到着した。

ラーンスロット卿は,メリアガーント卿を打ち負かし,メリアガーント卿は降伏した。

ラーンスロット卿は,グィネヴィア王妃の顔色を伺い,メリアガーント卿を殺せと命じていると判断した。

ラーンスロット卿は,メリアガーント卿に対し,ハンデをやるから戦い続けることを提案した。

メリアガーント卿は,この提案を受けて戦い続けることにしたが,あっさりラーンスロット卿に殺された。

この一件以来,アーサー王とグィネヴィア王妃は,より一層ラーンスロット卿を重んじ,大事にするようになった。

*ラーンスロット卿がメリアガーント卿に与えたハンデの内容は,ラーンスロット卿が兜を外し,鎧を左半分抜き,左手を後ろに縛って戦うというもの。
*ラヴェイン卿も結構強い騎士のはずなので,ラーンスロット卿が試合に間に合わなくても,結果は同じだったような気もする。作者がそうではない(ラーンスロット卿だから勝利した)と考えていたのであれば,メリアガーント卿も結構強い騎士ということになるだろうか。メリアガーント卿はバグデマグス王の息子なので,あり得ない話ではない。
*メリアガーント卿の陰謀の話はこれで終了。次章からはアリー卿の話(結局はラーンスロット卿がいかに偉大な騎士かを述べる話)となる。

参考資料:「アーサー王物語Ⅴ」(トマス・マロリー著,井村君江訳,筑摩書房)

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/05/12(木) 20:57:38|
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