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キャクストン版第17巻第18章

ガラハッド卿は,その後,モードレインズ王のいる修道院へ行った。

ガラハッド卿がモードレインズ王の願いどおりに両腕で抱くと,モードレインズ王の魂は肉体を離れた。

ガラハッド卿は,モードレインズ王を埋葬すると,次に「危険の森」へやってきた。

そこには沸騰している泉があったが,ガラハッド卿が手を入れると治まった。

煮えたぎっていたのは当時蔓延していた淫乱の象徴であり,ガラハッド卿の純潔に耐えられなかったのだ。
その後,この泉は「ガラハッド卿の泉」と呼ばれるようになった。

ガラハッド卿は,その後,ゴールの国に着き,ラーンスロット卿がバグデマグス王の墓を見つけた修道院を訪れた。

ラーンスロット卿は見つけられなかったが,その修道院には,アリマタヤのヨセフの墓とシメオンの墓があった。

その修道院の地下室には不思議な燃える墓があった。

ガラハッド卿がその墓に近付くと,炎が静まり,火が消えた。

すると,どこからともなく「自分はガラハッド卿の血縁の者だが,アリマタヤのヨセフに犯させた罪を贖(あがな)う為に354年の間灼熱にとどまっていた」という声が聞こえた。

ガラハッド卿は,その死体を埋葬した。

*モードレインズ王は,パーシヴァル・ド・ゲール卿の姉が語った「不思議な剣帯の剣」の伝説の中の,ネイシアンの冒険の中で出てくる王様(ネイシアンが巨人と戦う際に折れた剣を元通りにした)であるから,普通ではないほど生き続けているはず。
*参考外部リンク:Wikipedia 内の『シメオン』のページ
*明確な記述は無いが,ガラハッド卿は,燃える墓の冒険を終えた後,その墓にあった死体を取り出して,埋葬したということだろう。

参考資料:「アーサー王物語Ⅳ」(トマス・マロリー著,井村君江訳,筑摩書房)

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/03/28(月) 20:58:20|
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