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キャクストン版第17巻第3章

船の真ん中には寝台が置いてあり,その上には絹の冠があった。

寝台の足下には素晴らしい美しい剣があり「全ての者より優れた者以外は,この剣に手を触れてはいけない」と刻まれていた。

パーシヴァル・ド・ゲール卿とボース卿が剣に手をかけようとしたが,剣を握ることができなかった。

剣から「われを鞘より引き抜かんとする者,他の誰より強き者たるべし。われを引き抜かんとする者,その身恥辱を受けることなく,死に至る傷も受けることなし」という文字が血のように浮いて出てきた。

ガラハッド卿が剣を鞘より引き抜こうかどうか迷っていると,パーシヴァル卿の姉は,この剣を抜くことは誰にも禁じられているが,ガラハッド卿だけは別だとし,この剣にまつわるエピソードを語り出した。

この船がログリスの領地についた時,不具王の父レイバー王と,サラセン人(洗礼済み)のハーレン王の間で戦争が起きていた。

ハーレン王は敗れて,この船に逃げ込み,この剣を見つけて,鞘から引き抜いた。

ハーレン王は,剣だけを持って船を出て,レイバー王を見つけて強打した。

すると,両方の国に凄まじいほどの疫病と災害が発生し,穀物は稔(みの)らず,草も生えず,果物は実らず,川に魚は住まなくなったので,人々はこの出来事を剣の一撃による「荒れ地」と言っている。

ハーレン王は,剣の鞘を取りに船に戻り,剣を鞘に収めた途端に寝台の前に倒れて息絶えた。

それで,この剣を抜く者は,必ず死ぬか不具になるかがわかった。

*剣の柄頭は石性で人が見分けられるほど色とりどりに輝き,その色合いにはそれぞれ趣があった。柄の握りには二種類の動物の肋骨が使ってあった。一つはカレドニアに住む「悪魔の蛇」のもので,その骨は握る者に不思議な力を与えて不死身にする効果がある。もう一つはユーフラテス川に住むアータナックスと呼ばれる魚のもので,あまり大きくはないが,その骨を握れば誰でも疲れを知らぬ意思を得て,喜びや悲しみに煩わされずに,目の前のことにひたすら集中できる効果がある。
*剣の効用(死に至る傷も受けること無し)は,エクスカリバーに似ている。
*レイバー王が剣の一撃で死んだかどうかは不明。
*ハーレン王の死体は,後に一人の乙女がこの船にやってきた運び出したらしい。

参考資料:「アーサー王物語Ⅳ」(トマス・マロリー著,井村君江訳,筑摩書房)

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/03/13(日) 20:58:58|
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