上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-
サールース国での馬上槍試合初日は,バグデマグス王陣営と北ウェールズ王陣営の戦いだった。
バグデマグス王は,自分の息子であるメリアガーント卿がラーンスロット卿と戦わないように画策した。
この日の試合では,変装したラーンスロット卿が活躍した。
試合終了後,一人の乙女がやってきて,自分の所有地を横領しているゴネリーズ卿という騎士がいると訴えた。
ゴネリーズ卿は,ちょうどそこにいたので,その乙女に対し,挑戦する手袋を投げた。
乙女は,その手袋を拾って挑戦を受けたが,自分に代わって戦ってくれる騎士がいないことを悲しんだ。
その時,一人の小姓が,乙女に対し,すぐ近くにいる「吠える怪獣」を追っている騎士に頼めば良いとアドバイスした。
その乙女は,すぐにその騎士(パロミデス卿)に頼みに行き,パロミデス卿は快諾した。
かくして,パロミデス卿はゴネリーズ卿と戦い,勝利して首を刎ねた。
乙女はパロミデス卿を恋人として愛した。
パロミデス卿は,ホート王子ガラホート卿に対し,馬上槍試合に参加する許可を願い出て,許可された。
ホート王子ガラホート卿は,もしパロミデス卿を打ち落とせば,どんな騎士でも乙女を自分のものにできると公言した。
*メリアガーント卿はグィネヴィア王妃を愛しているのでラーンスロット卿を憎んでいる。
*バグデマグス王がメリアガーント卿を試合場から退出させようとしたのは,親心(息子でメリアガーント卿がラーンスロット卿と戦っても敵わないし,間違って死にでもしたら悲しい)からだろう。
参考資料:「アーサー王物語Ⅲ」(トマス・マロリー著,井村君江訳,筑摩書房)
- 関連記事
-
テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
- 2010/10/16(土) 22:36:43|
- 物語のあらすじ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0