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キャクストン版第9巻第33章

「乙女の城」の大馬上槍試合の3日目の戦いは続く。

ラーンスロット卿は,黒い盾の騎士(トリストラム卿)と戦い,重傷を負わせたが,徒歩戦では実質敗北した。

トリストラム卿は,自分の受けた傷が深いのがわかり,試合場を離れて森へ入っていった。

ディナダン卿もトリストラム卿の後を追い,トリストラム卿が死ぬのではないかと思って泣いた。

そこへ,パロミデス卿とガヘリス卿がやって来た。

トリストラム卿は,パロミデス卿に馬上槍試合を申し込み,落馬させた。

ガヘリス卿はトリストラム卿とは戦いたくなかったが,トリストラム卿は,次にガヘリス卿に向かって突進し,落馬させた。

トリストラム卿とディナダン卿は,老騎士の宿所に行き,そこで泊まることにした。

その後,ラーンスロット卿は大活躍をし,結果的には,北ウェールズ王と百騎王の側が敗れた。

ラーンスロット卿が最後まで試合場にいたので,褒美が与えられることになった。

しかし,ラーンスロット卿は,真の勝利者はトリストラム卿だと主張して,褒美を受け取ることを固辞した。

*ディナダン卿は「わたしの主人トリストラム卿よ」等と言っている。トリストラム卿に巻き込まれて大変な目に遭ったことは,もう水に流したのだろうか。
*トリストラム卿とディナダン卿が泊めてもらった老騎士は,その後の話の流れからいってダラス卿だと思われる。
*ダラス卿の息子5人も「乙女の城」の大馬上槍試合に参加していた。フランスの本によれば,5人の息子たちは打ち負かされたが生還したようだが,キャクストン版では違うようだ。

参考資料:「アーサー王物語Ⅱ」(トマス・マロリー著,井村君江訳,筑摩書房)

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/08/12(木) 21:41:43|
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