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逃した好機

*この記事は,このブログのテーマが定まっていなかった時期に書いていたもので,テーマをゲーム関連にした時に削除したものを若干修正の上,再投稿したものです。



アポトーシス (apoptosis)
細胞は予め自殺するようにプログラムされている。

ウィキペディア(Wikipedia)で「アポトーシス」を調べる



仕事の為に外に出たが,それは完全なる無駄足に終わった。

予定よりかなり早く帰途につくため,地下鉄のホームに立っていた。


地下鉄は未だ来ない。

ホームの人影はまばらで,僕は乗降口の先頭に立っていた。


これ以上生きながらえても,良いことなんて一つもない。

何度もシミュレーションを繰り返した結果に導き出された結論。

確信だった。


地下鉄は未だ来ない。

一歩踏み出しさえすれば楽になれる。

少なくとも,
延々と繰り返される不愉快な思考は停止できるのだ。

これも確信だった。


一歩だ。一歩だけで良いのだ。

地下鉄は未だ来ない。


幸せになる為には,一歩進む勇気があれば良いのだ。

悲しむ人は,たくさんではないけれどもいるだろう。

でも僕は今まで,その人たちが幸せになれるように頑張ってきた。

自分を犠牲にして,必死で今まで頑張ってきた。

だから,いつかは許してくれるだろう。


地下鉄が前の駅を発車したとのアナウンスが流れた。

下半身の血液が全て上半身に集まったような感覚。

足が崩れ落ちそうだ。

快感だ。


風が吹いた。

地下鉄が迫る風圧ではない。

穏やかな風だ。

「ねぇ,このおじさん,どうしてこんなに汗をかいてるの?」

いつの間にか,僕の隣には親子連れが立っていた。

小さい男の子が,秋祭りでもらった団扇かなにかで僕を扇いでいた。

その子の母親は,僕には目を合わせず,しきりに子どもにやめなさいと注意をしていた。


地下鉄は僕の目の前を通り過ぎた。



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