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キャクストン版第4巻第12章

アーサー王は,ダマス卿とオンツレイク卿の戦いにおいて,ダマス卿側の代理戦士として戦って勝利したわけではあるが,結局ダマス卿の領地を取り上げ,オンツレイク卿に渡すという裁定を下した。

また,アーサー王はオンツレイク卿を自らの配下とした。

アーサー王とアコーロン卿は近くの尼僧の修道院へ行って怪我の治療をしたが,アコーロン卿は失血が多く死亡。

アーサー王は,アコーロン卿の遺骸をモルガン・ル・フェのところに届けさせた。

*戦いがはじまる前とかに,最初から自分がアーサー王であることを名乗り,裁定を下しておけば,誰も怪我をしなくても良かったのではないかと思うのだが,騎士の世界では「戦う」という約束が最優先される世界なのだろうとか勝手に思った。
*そして,勝利者は結構何をやっても良い(誰かの為に戦うと約束しておきながら,戦闘に勝利した後,その誰かの意向を無視する)のが騎士の世界なんだなぁとかとも思った。
*西洋でも,娯楽という意味では,日本の「水戸黄門」とか「遠山の金さん」などと根本は同じなのかもしれない(偉い人が,すったもんだの挙げ句,最終的に人情あふれる裁定をするという点で)。

参考資料:「アーサー王物語Ⅰ」(トマス・マロリー著,井村君江訳,筑摩書房)

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/01/10(日) 21:39:16|
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